CAD作業を早くする③ マウスの変更

ショートカットキーを使いこなしたけれど、まだまだ早くしたい、という人はまだ普通のマウスを使っているなら、これをボタンの多いマウスに変更してみましょう。具体的には少なくとも5ボタン以上のマウスを選択することをお勧めします。その際には、ボタンの機能切り替えや割り当て、マクロ機能、プログラム可能などの売り文句がついているものを選択します。

要はマウスのボタンに直接ショートカットを割り当ててしまおう、というわけです。

CAD操作専用のハードウエアを導入する、というと恰好いいですが、基本的にはマウスです。はい。私も久しぶりにそういったマウスを自腹で購入しました。今回は机の上が狭いのでトラックボールを選択しました。

専用ソフトウエアをダウンロードして設定すると、ショートカットをボタン一つで実行出来るようなります。

各ボタンを選択し、選択できる操作の中からいくつかのキーの組み合わせを選択し、CADで設定されているショートカットキーを登録します。

このときに、マクロ機能、プログラム可能というタイプなら文字列の出力が可能となり、ショートカットではなくコマンドを直接入力が可能です。

ただし、マクロ機能は多くの場合先にマクロ(文字列や操作の組み合わせで機能を実行するもの)を作成しておく必要があり、多少わかりづらいかもしれません。

ボタンの多いマウスを選択した場合でも、左右クリック、スクロールホイールのクリックの三つは固定だと思いますから、ほかのボタンを機能割り当てに使います。

つまり、ボタンが多いほうが機能の割り当て数が多く、効率的に使うことができます。おすすめは8ボタンの機種です。このクラスは単純に考えて5つ程度の機能を割り当てることが可能です。

実際に本当に頻繁に使うコマンドは数種類だと思いますから5つあればかなりをカバーできるでしょう。

なお、スクロールホイールにチルト機能がついている場合は、ここに左右回転などを入れておくとよいかもしれませんね。自由回転だと思うような回転ができないこともありますからキーボードからの回転を便利です。それをマウスから操作できるのはかなり良いと思います。

また、私は今回選択しませんでしたけれど、ゲーミングマウスを選択するのも有効な選択です。ゲーミングマウスはゲーム用ということで複雑な操作を一瞬で行うためのマクロ機能が標準で搭載されていることが多く、またそのためのボタンが豊富な機種が数多くあります。

久しぶりに調べてみたら、なんと20ものボタンを搭載している機種があるようです。もちろん高価な製品も多いのですが、安価な機種でも10ボタンというものもあり、十分実用的です。

ゲーミングマウスはデザインが派手だったりイルミネーションが目立つため仕事には使いにくい印象がありますが、メーカーによっては普通のマウスに近い色使いやデザインの製品もありますので調べてみるとよいでしょう。

なお、私もそういった無難なデザインのゲーミングマウスを派遣での職場に持ち込んで使っていた時期があります。なお、東証一部上場企業でしたけれど、腱鞘炎対策等で持ち込みマウスを使いたい、と上司に言ったら普通に許可していただけました。親指で操作できるボタンにダブルクリックをわりあてるなどして腱鞘炎対策としていたのですね。

特に腱鞘炎に悩む方はダブルクリックを1クリックで済ませるための設定をしてみてはいかがでしょうか。

ところで、ここで私はトラックボールを使っていると書きました。トラックボールについては次の記事で解説します。

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